縄文前期から中期にかけて流行した円筒式土器のうち、北海道道東にその文化の中心を有する東釧路Ⅳ式土器が出土したことから、両地域の文化交流･交易が窺える。
当遺跡からは石鏃･石槍･石錘･石匙･磨製と打製石器･石皿･有孔石製品･不定形石器･石棒･石刀など多種多量の石器類が出土しており、当地に石器工房があったと考えられる

重要文化財に指定された赤漆塗り土器「切断壷形土器」は、初めに口の小さい壷形土器を成型し、文様をつけた後、生乾きの過程でヘラなどを連続縄文して差し込み、身と蓋を切り離して作られている。

三内丸山遺跡の南に位置する。
大規模な土地造成と特異な配石によって構築された環状列石を中心とする縄文時代後期前半の遺跡です。
重構造の環状列石のほかに竪穴式住居跡、土器棺墓や土坑墓群、貯蔵穴や遺物の捨て場、湧水遺構、道路跡等が見つかっています。

縄文中期･後期末葉の竪穴住居址が見つかっているが、中期の住居址の中には家屋材と見られる炭化材が検出されたことから、焼失した住居と考えられている。
出土遺物としては、縄文･弥生･平安時代の三代にわたり、土器･石器･骨角器などが多数出土している。

北海道系（中茶路式）土器が出土